30代からの医学部学士編入合格への道

医学部学士編入:教授または指導教官に推薦書の執筆を依頼する

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教授または指導教官に推薦書の執筆を依頼する

国公立大学医学部と一口に言っても応募条件は様々で、中には指導教官直筆の推薦書を提出する必要がある大学も結構あります。 調べてみると分かると思いますが、過半数の大学が推薦書の提出を課しています。

推薦書の執筆者は指導教官またはそれに準ずる者という指定があるようで、 皆さんの場合は卒業した(または在学中の)大学の研究室またはゼミの教授または指導教官になると思います。 大学院卒の場合は大学院の研究室の教授または指導教官がよいと思います。 このような先生たちは皆、多忙で、元学生・院生のために推薦書を書く時間を割いてくれるのかどうか、 それを依頼するのは気が引けるというのが僕自身の常識的な感覚ですが、 それを打ち破り強行突破する度胸を試しているのかと思ってしまうほどです。

僕は2006年(2007年度)の学士編入試験の志望校として、筑波大学、東京医科歯科大学、千葉大学、群馬大学、弘前大学、浜松医科大学を 候補に挙げていましたが、浜松医科大学は推薦書の提出が必要で、僕はそれを依頼する勇気が出なかったため、候補から自動的に外れてしまいました。 僕は大学院の研究室の教授には、毎年年賀はがきを送っていて、最低限の関係は保っていた(今も続いています)のですが、 いざ推薦書を書いてもらうとなると、やはり躊躇してしまいます。 「浜松は遠方で仮に受かったとしても本当に入学するかどうか分からないし、他の候補も結構あるから、まあいいか」とあきらめてしまいました。 何としても医学部に入りたいという熱い思いを抱いている皆さんは「そんなに簡単にあきらめるの?」と 首を傾げるかもしれませんが、「そんなに簡単に」でもないです。 僕は性格的に他人にこういう頼みごとが全くできない小心者・臆病者なんです。 この性格を変えられれば人生どんなに楽しいだろうと思うこともしばしばですが、「三つ子の魂百まで」となってしまいそうです。

教授または指導教官に推薦書を頼みに行く場合は、くれぐれも礼を失しないように気を付けるべきです。 直接訪問は愚の骨頂でしょう。電話またはメールで丁寧かつ手短に用件を伝えてアポイントを取りますが、 その際、推薦書の下書きを書いてから訪問すべきかを聞いておくのが無難です。 先生方は多忙で、推薦書の執筆の際に最もネックになるのは時間と労力であることがほとんどです。 従って、その時間と労力をかけさせないために、推薦書の下書きを皆さん自身が書いて持参するのは、 先生方にとってありがたいことで、「勝手にこんなものを書いてきて」と思う先生は少ないのではないかと思います。

推薦書は「推薦」ですので、自分が医師になりたいという熱い思い、志望動機、これまで勉強してきたことを どのように医学に役立てたいかなどを熱く語った、まさに志望動機・自己PR文を 他者が自分を語るような文章で焼き直せばよいだけです。 自画自賛的になってしまうのがむず痒いと思いますが、 この推薦書も合否を決める大事な書類であることを考えると、そこは事情を話して頭を下げてお願いするしかないと思います。

もちろん、訪問当日は時間厳守で訪問すべきです。 時間を取ってくれたお礼を述べるのがまず大事です。 郵送をお願いするのなら、切手を貼って送付先記載済の返信用封筒を用意しておくのが無難です。 菓子折り一つ持参すると印象がかなり違ったものとなると思います。 そして推薦書執筆に対するお礼状も返信しておくのが常識です。 この辺りは社会人としての常識が試されているともいえると思います。 推薦書を数通欲しい場合には、その旨、伝えて下さい。こうすることで出願できる国公立大学医学部の選択肢が広がり、 僕のように推薦書の執筆を依頼できない小心者を初めから相手にしない戦い方ができます。

教授や指導教官が難色を示す場合には研究室のその他のメンバーにも依頼するという方法もあると思います。

いずれにしても粗相のないように、依頼する身として、社会人として常識のある言動が求められると思います。 そして合格した暁には、執筆した先生に再度お礼の手紙またはメールを送るのも忘れないようにして下さい。

 
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