30代からの医学部学士編入合格への道

志望校の過去問入手・情報収集

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志望校の過去問入手・情報収集

前項「志望校を選ぶ際の考え方」のページでも、志望校を選ぶ際のポイントについて簡単に説明しましたが、 ここでは皆さんが志望校を選ぶ際の判断基準になりうるポイントを可能な限り列挙し、それぞれについて詳しく見ていきます。

志望校について検討するにあたって、過去問を入手できるのが理想ですが、入手できなくても様々な情報筋から、各大学の試験科目と難易度に関する情報を仕入れることができます。 その情報をもとに志望校を絞り込むことになりますが、その際に考慮する要素として主なものを挙げれば下記のようになると思います。

@実家・自宅からの距離
A医学部偏差値ランキング
B情報入手のしやすさ・透明性
C過去問入手のしやすさ
D選考形態:  書類選考、試験科目と難易度、面接・討論の有無
E編入年次
F年齢差別の程度
G推薦状の提出が必要かどうか
HTOEFL, TOEICの点数の申告が必要か

それぞれについて詳しく説明していきます。

@実家・自宅からの距離
上記した要素のいずれを重視するかは皆さん各自で異なってくると思います。やはり一番重視したいのは、@実家・自宅からの距離ではないかと思います。 できるだけ遠くには行きたくないということで、関東在住であれば、東京医科歯科大学、千葉大学、筑波大学、群馬大学が候補になると思います。 学士編入試験を実施している国立大学医学部は北は北海道の旭川医科大学から南は沖縄県の琉球大学まで多くあります。 皆さんの実家・自宅からの距離でそれらの大学を挙げてみるのがまず第一にすべきことではないかと思います。

A医学部偏差値ランキング
一般受験の場合の話ですが、学士編入試験合格の難易度も、概ね一般受験の難易度に比例していて、 旧帝大医学部、大阪大学、東京医科歯科大学は、学士編入の難易度も高いとされています。 医師になってしまえば出身大学の違いによる差別は意外に受けないという現実を考慮すると、このようなランキングにこだわる必要は必ずしもないとも思いますが、 プライドの高い人、自己満足に重きを置く人にとっては、志望校を決める上で、これも大きなウエイトを占めると思います。 逆に難易度の低い大学でもよいから、どにかくどこかに首を突っ込みたいと思う人の場合は、難易度の低めの大学が狙い目です。 具体的な大学名は挙げませんが、豪雪地帯、裏日本に比較的狙い目の医学部があります(一概には言えませんが、傾向ということで)。

B情報入手のしやすさ・透明性
やはり受験経験者が多く、インターネット上で入手できる情報が多いかどうかです。 しかしこれは裏を返せば自分以外の受験者にとっても情報入手がしやすいとも言えるわけで、必ずしも有利というわけではなく、 ただ単に対策が立てやすいというだけの話です。しかし本気でその大学を狙う人にとっては情報入手がしやすいというのはそれだけ大きなメリットとも言えます。 医学部学士編入で特に人気が高いと僕が感じているのは、定員が多い弘前大学、山口大学、群馬大学で、これらの大学を受けた受験者は多く、 ネット上でも様々な情報が取り沙汰されています。「あの大学は30歳以上は合格しないらしい」とか、「面接のウエイトは低いらしい」など、 出所が不明で根拠に乏しい噂話でも、ゴシップまがいの噂でも、ないよりはマシです。 書籍やネットでそのような情報を入手しながら、自分のバックグラウンドと照らし合わせながら、志望校を挙げていきます。

C過去問入手のしやすさ
僕が学士編入試験対策をしていた2006年前半はネット上で過去問を入手できる状況ではなかったため、 予備校で入手するしか方法がなかったのですが、今の時代、インターネットでも入手できる大学も増えていますし、 大学の学務または教務に直接電話をしてアポイントを取った上で出向くと、過去問のコピーを閲覧させてもらえたり、コピーをもらえたりするところもあるそうです。 そういうものを活用すれば、過去問は意外に集められるのではないかと思います。 こうして過去問を入手できれば、自分にとって受かりやすそうか、合格にはまだまだ遠そうか、ある程度判断できると思います。

D選考形態
これは極めて重要です。まず書類選考ですが、準備する書類としては、大学の卒業証明書または卒業見込み証明書、 成績証明書、志望動機・PR文、卒業論文・修士論文のコピー(必要であれば)、推薦書(必要であれば)などの提出が課されることが多いです。 そして問題となるのが試験科目と難易度です。大学によっては英語、小論文、面接だけの大学もありますし、大学教養課程レベルの数学、物理、化学が 試験科目に入っている大学もあり、その難易度も様々です。多くの大学に共通するのは英語、生命科学、面接ですが、生命科学などは細かい知識が問われるのか、 論述形式で論理的思考力、論述力が求められるのかで対策の方法も異なってきます。 面接・討論も、個人面接なのか集団面接なのか、集団討論があるのかで志望校も変わってくると思います。 集団討論が苦手であればそのような大学を避けるというのも一法です。

E編入年次
最近は2年次編入の大学が増えてきていますが、これは3年次編入ではその大学の正規の学生が1年次・2年次で勉強してきたことのキャッチアップが 難しいという現実があるからではないかと個人的には推測しています。 それでも1年でも早く医師になりたいと思うのであれば、3年次編入、2年次後期編入の大学を狙うというのもありだとは思います。 もっともそのような大学に絞ったがために合格を逃して1年間足踏みをしてしまうのでは本末転倒ではありますが・・・

F年齢差別の程度
これは20代の受験者にとっては特に気にすることはないと思いますが、 30歳以上になると年齢差別をしている大学もあるようです。 これは各大学で公表しているわけではないので、信頼できる情報筋があるというような特殊な場合は別にして、 もっぱら噂に頼るしかなく、B情報入手のしやすさとも関連する要素なのですが、 年齢差別があるかどうかについては様々な噂が聞こえてくると思いますので、それを参考にするのもよいと思います。 その話をどこまで信じるかは各自の責任になりますが、例えば、当サイトで紹介しているように、 同期で30代の合格者は僕を入れて2人いましたし、先輩にも後輩にも30代合格者が複数います。また3年下には40代の合格者も出ました。 これは他のページでも述べたことですが、こうした状況を考えると、筑波大学医学類の学士編入試験では年齢差別は行わず、 筆記試験の合計得点の高い順に上から決められた人数を機械的に合格させているのではないかと思われます。 筑波大学医学類の学士編入試験においては、高齢受験者には非常に寛容で透明性の高い大学と言えると思います。 このように、学士編入試験を突破した人の体験談や学内の情報に精通している人の信頼できる人の情報は、 インターネットではあっても十分に活用するべきだと思います。

G推薦状の提出が必要かどうか
これは意外に曲者だったりします。一度社会に出た人が、卒論を書いた研究室またはゼミの教授・指導教官に 「これこれしかじかというわけで推薦状を書いていただけますか?」とお願いしに行くのは、かなりの勇気が必要になると思います。 それまでやってきた勉強、仕事と全く違う道を志すと聞いて、教授や指導教官は快く引き受けてくれるのか、 たたでさえ忙しい教授や指導教官に、こんな頼みごとをするのは申し訳ない、と考えだすと腰が引けてしまうというものです。 僕の場合はそのようなわけで、推薦状の提出が必要になる大学は自動的に志望校から消えてしまったわけですが(浜松医科大学)、 「そんなことを言ってはいられない、背に腹は代えられない」と、勇気を振り絞って頼みに行くツワモノも多いようです。 そうして推薦状がゲットできれば、僕のような小心者が志望校として選べない大学への挑戦権が獲得できるわけですから、 非常に有利であることは言うまでもないです。これも考え方次第です。

HTOEFL, TOEICの点数の申告が必要か
学士編入試験を行っている医学部の中には、TOEFLやTOEICの点数を書類審査時に提出することが必要となっている大学があります。 過去何年以内のものに限る、という期限も付いていることが多く、点数を持っているとしても期限が有効か確認する必要があります。 逆にTOEFLやTOEICで高い点数を持っている人は、そのような大学を狙うのが有利です。 これは見方を変えれば、そのような大学を狙って、TOEFLやTOEICでハイスコアをたたき出すことを目標に勉強するというのも 考えられる作戦です。しかしこれはやや長期戦になりますし、医学部に合格するもっと効率の良い方法はいくらでもあるというのが 個人的な考えです。これも考え方次第です。

以上、長くなりましたが、志望校を挙げ、絞り込む過程で検討すべきことを列挙して、 それについて僕自身の考えを示しました。これから医学部学士編入を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

 

 
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